EJ20は、スバルの水平対向エンジン(ボクサーエンジン)の一つで、特に人気のあるエンジンです。
このエンジンに使用されるスパークプラグは、エンジンの性能や燃費、排出ガスに大きな影響を与えます。
EJ20に適合するスパークプラグの選定には、以下のポイントを考慮することが重要です:
1. プラグの型番: スバルのEJ20エンジンには、特定の型番のスパークプラグが推奨されています。
一般的には、NGKやDENSOなどのブランドが使用されます。
具体的な型番は、車両の取扱説明書やサービスマニュアルで確認できます。
2. 熱価: スパークプラグの熱価は、エンジンの温度管理に影響します。
適切な熱価のプラグを選ぶことで、エンジンの性能を最大限に引き出すことができます。
3. 交換時期: スパークプラグは定期的に交換する必要があります。
一般的には、約30,000kmから50,000kmごとに交換が推奨されていますが、使用状況やエンジンの状態によって異なる場合があります。
4. 取り付けトルク: スパークプラグを取り付ける際は、適切なトルクで締め付けることが重要です。
過剰なトルクは、プラグやエンジンにダメージを与える可能性があります。
突然エンジンのかかりが悪くなり、なおかつエンジンがすごく不安定になるという連絡があり、
入庫してきたのはインプレッサスポーツの中でもスポーツグレードのS-GTというグレード。
エンジンの回り方に違和感があり、特にアイドリング時のノッキング症状が多い。
コンピュータを当ててもエラーコードを拾うということもなく、
吸気系も車検時にエアーエレメント交換をしていて二次エアを吸ってる雰囲気もなし。
電子的なものではなく、物理的なものではないかということで、
スパークプラグ交換を実施することになりました。
スバルのS-GTグレードは、水平対向4気筒のエンジン。
ということはスパークプラグの位置も真横に付くわけで、
まずは火花を飛ばすための昇圧機であるイグニッションコイルを外すのですが、
どうやって長いイグニッションコイルを外すか、
これは整備要領書を確認して抜き方を確認しないといけません。
青い部分が車体のフレーム。
まっすぐに抜くことがそもそもできない構造になってます。
当然ですが知恵の輪的な抜き方。整備要領書の文面をよく読んで抜くことになります。
抜けました。イグニッションコイルを真っすぐ抜いたら、
車体進行方向側へイグニッションコイルをゆっくり抜くという感じ。
若干ですがフレームが前方方向に広くなってるので、そこへ逃がすという感覚です。
特にこれは後方側のイグニッションコイルを抜くのに苦労をしました。
(整備要領書を見ても文面理解するのに時間かかりました。)
抜いたスパークプラグです。4本のうち一番汚れが付着していたものを出してますが、
燃え方としてはいたってキレイな燃え方をしているほう。
ただチョイ乗りが多いということで火花を受ける側にカーボンがかなり付着しています。
特に中心電極が細いイリジウム系プラグの場合、
ピンポイントでもカーボンが付着していくと着火性能は落ちます。
新品との比較です。ホント見た感じは付着としては、
そこまでひどくないように見えますが、中心電極がピンポイントなので、
その直下にカーボンが付着すると着火性悪化を起こしてしまいます。
ここ10~13年くらい前の車のほとんどはイリジウムやプラチナなどの中心電極の細い高耐久性プラグを使用し、
車両メーカーも10年又は10万キロ無交換というのが主流。
なので消耗品のなかでも「耐久消耗品」の部類に入りつつあるのですが、
使用条件によってはそれよりも早く着火不良を起こしてしまうこともあります。
着火性の悪化は燃費の悪化やパワーロスにもなるので、
長く交換されてないのであれば悪化する前に交換することをオススメします。
岩倉セルフステーション岩倉市大市場町郷廻331
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