【一般整備】ハブベアリング破損
UPDATE: 2024.02.18

ハブベアリングは、車両のホイールとサスペンションを接続する重要な部品で、ホイールがスムーズに回転するための役割を果たします。

具体的には、ホイールハブの内部に配置されているベアリングで、車両の走行中に発生する荷重や回転を支える構造になっています。

### 主な特徴

1. 回転のスムーズさ: ハブベアリングは、ホイールが回転する際の摩擦を最小限に抑えるために設計されています。

これにより、走行時の抵抗が減り、燃費の向上にも寄与します。

2. 耐久性: ハブベアリングは、車両の重量や走行条件に耐えられるように作られており、長期間の使用に耐える耐久性があります。

3. 構造: 一般的には、内輪と外輪、そしてその間に配置されたボールやローラーが含まれています。

これにより、回転運動がスムーズに行われます。

4. メンテナンス: ハブベアリングは、通常、グリスで潤滑されており、定期的なメンテナンスが必要です。

劣化や摩耗が進むと、異音や振動が発生することがあります。

5. 交換時期: ハブベアリングは、走行距離や使用状況によって異なりますが、異常を感じた場合や定期点検で劣化が確認された場合は、早めに交換することが推奨されます。

### 重要性

ハブベアリングは、車両の走行性能や安全性に直接影響を与える部品です。

異常が発生すると、走行中に振動や異音が生じることがあり、最悪の場合、ホイールが外れる危険性もあるため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

 

シャフト側 

ドラム側 

 

車検にてご来店頂いたお客様のブレーキを点検させて頂いたところ、なにやら違和感が。

下の画像が正常です。本来付いてきてはいけない部品が車体側に残っています。

シャフト側

ドラム側

上の図のように本来は外輪の中に内輪が2つ嵌まっておりベアリングで回転していますが

外側シールが経年劣化で外れてしまい青色の内輪が外れてシャフト残ってしまったようです。

このままですと走行中にベアリングが破損し最悪走行不能に陥る場合があります。

今回は新しいベアリングと交換させて頂きました。

定期的な点検をお勧めいたします。

岩倉セルフステーション
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