最近は明るいＬＥＤヘッドライトが主流になりつつあり、ＨＩＤは一気に少数派に、ハロゲンヘッドライトも廉価グレードを除いてはＬＥＤヘッドライトが標準というのが増えてきました。
ＬＥＤチップも技術の進歩で光量もアップし、ハロゲンやＨＩＤに負けない明るさを出すまでになりました。
今回はお客様からの要望でハロゲンからＬＥＤへのコンバートです。
型はハイビームロービームが一緒に内蔵されている「Ｈ４」タイプ。最近は配線がなくなりハロゲン球と同じようなユニット内蔵型も出てきました。俗にいう「ポン付け」が可能です。
ハロゲンのやや黄色い感じの光が、白く鋭い光に変わりました。見た目もなかなか良いです。
この時はせっかく白くなるんだからということで一緒にスモールランプ（車幅灯）も交換しました。これで通常使用するライト類の色の統一化ができました。
さてこういったハロゲンのＬＥＤ化が比較的容易にできるものが多くなってきていますが、注意する点もあります。
そもそもメーカー標準でヘッドライトがハロゲンランプの使用の場合、３６０度均等に光が広がる特性を反射板を利用して前方に光を照らし、なおかつ保安基準で定められた光の高さになるように、車種ごとで反射板の配置や角度が違います。
３６０度均等に光が広がるハロゲンランプを前提に作っている反射板なので、光の広がり方の特性の違うＬＥＤの場合、車種によっては保安基準の高さやカットオフラインが出ないということがありえます。その場合は車検時にハロゲンランプに戻す必要性がありますので注意が必要です。
ただＬＥＤ化はハロゲンランプ用のソケットをそのまま使うものが多いので、付け替えは容易です。
またヘッドライトＬＥＤは常時使用するものではあるので、「ＰＩＡＡ」「ＳＴＡＮＬＥＹ」「ＳＰＨＥＲＥＬＩＧＨＴ」「ＩＰＦ」といった有名メーカー品を推奨します。（１年以上の保証があるものが多いのと精度が違う）
ハロゲンランプのＬＥＤ化はドレスアップという点では比較的入門的なものかと思います。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか？
なお車種により加工が必要だったり、バンパー取り外しが必要な場合があります。また取付するＬＥＤバルブの形状や配線構造、メーカー種類によって工賃などは大きく変わります。店頭スタッフとご相談の上でのお見積りになります。
