ニッサンのV型6気筒エンジンのプラグ交換です。
V型エンジンは直列型に比べて重心を低くできる、
エンジンの長さをコンパクトにできるといったメリットがある反面、
スパークプラグ交換はパーツの着脱が多くなりがちという難点があります。
中でもこのニッサンのVQ型エンジンはインテークマニホールド(正式にはコレクターだそう)を外さないとスパークプラグにアクセスができないため、プラグ交換のためだけにガスケットも交換する必要があります。
ヘッドカバーを外すと樹脂製のインテークコレクターが出てきます。この下にイグニッションコイルやプラグがあるので、これを外していきますが・・・。
コレクターを外すためにはスロットルボディも外さないといけません。
コレクターを外すとインテークマニホールドが現れます。ここについているガスケットは交換です。
そして異物が入らないようにするために覆いをかぶせ、6本あるスパークプラグを外します。
プラグホール内部にはオイルが染み出ているような感じはないようです。
この車に使用しているのはイリジウムプラグでした。距離は10万キロを超えていたので、焼け方などをみても良い燃焼をしていて、しっかりイリジウムプラグの寿命も全うしたなと思います。
V型エンジンのプラグ交換は、直列エンジンと比べると少々工程が複数になる傾向ではありますが、ニッサンのVQ型や直列系のMR型は少々厄介な型式にはなります。これもなるべくエンジンルーム内をコンパクトに高効率を追求したがために、整備性は少し悪くなってしまったところはあります。
ただ古の時代に比べれば高効率スパークプラグ(イリジウム・プラチナ)をメーカー純正で使用するようになったことから、交換頻度が少なくなったという事実もあります。
お使いの車が実際に何を使用しているのか、取扱説明書にも記載されているのでぜひご確認下さい。