【一般整備】ダイハツ ムーヴ 方向指示灯高さ調整
UPDATE: 2022.09.06
ムーブ

平成19年製L175系 ムーブ 方向指示灯高さ調整

車検でご来店のお客様で、検査を通しに行ったところ

「方向指示灯(ウインカー)の高さが足りない」ということで検査落ちしてしまいました。

お客様もローダウンしたとかの心当たりはないとのことでしたし、

前回車検では指摘されなかったことです。

登録から14年が経過した車で15万キロ走行していることから、

足回りのへたりの原因も考えられます。

しかしダンパーやスプリングを4本変えるとなるととんでもない金額になりますし、

次回車検は考えてないということから良い方法はないかと模索したところ、

ハイトアップ用のラバースペーサーを組み込むことに。

こんな感じのパーツです。

これをスプリングの間にかまして少しずつ最上部か最下部へ持っていきます。

これでハイトアップさせるという方法。いったんタイヤを外して、

パーツをグリグリ入れていくんですが、

当然ですが汎用タイプなのでスプリングの直径に合わせなければいけません。

なのでカッターを使ってカットするのですが、

いかんせん1輪につき300kg近い重さを支えるスプリングの間にかませるものなのでゴムといえど硬いものです。(;^_^A

ということで、大きさをカットしたものを最上部へ持っていきだいぶリフトアップできました。

等張タイプのスプリングならば上でも下でもどちらにセットしても良いみたいですが、

不等張タイプのスプリングならば上部に設置することのほうが多いかもしれませんね。

検査を再度通しに行くと無事クリアです。

わかりにくいと思いますが、

方向指示灯(ウインカー)のレンズ部分に該当するところがちょうど規定高さの35cmをクリアしています。

そうです、この方向指示灯(ウインカー)だけでなく各種灯火類には高さや位置

色なども細かく規定されています。

10年以上経過した車は特に車高落ちなども気に留めて頂かないといけないかもしれません。

クルマの技術、特に日本車の技術は世界的に見てもハイクオリティなので、

その分寿命も延びてきました。

しかし「モノ」であり「工業製品」である以上劣化は避けられないものでもあります。

10年を経過したお車にお乗りの方は定期的なメンテナンスと同時に耐久品といわれる部品の点検も必要になってきます。

定期点検やオイル交換などを活用して気になるところなどありましたら、ぜひご相談ください。

スプリングハイトアップ(L175S型ダイハツムーブ)

部品代:5500円

作業工賃:12100円

(部品・作業工賃は車種により異なります)

岩倉セルフステーション
岩倉市大市場町郷廻331
TEL 0587-66-8522
http://mitsuyu.co.jp/station/station-iwakura