以前からオイル消耗が激しく、オイル漏れがあるということで入庫したBMWのX1です。
暗くて少々見づらいですが、オイルのしずくが見えます。結構奥まったところです。
場所もだいたいわかったのでボンネットあけてみます。
この車、エンジンが縦置きの直列4気筒なのですが、オイル漏れ箇所はダッシュボード側にあってこのままでは作業できませんので、ボンネットのプラパネルを外していきます。
漏れの原因となっているところは、タペットカバーも外さないとアクセスができないためここも取り外します。とにかく手のひらが何とか入るくらいの狭いところ。さらに外すための工具もなるべく薄い道具が必要になります。(最終的に外す工具はL字型のヘキサゴンレンチを使用。じみ~に気長にやる作業です)
ヘッドカバーやらエアダクトやら外したものはこの後キレイにします。
摘出したオイル漏れの原因のパーツです。オイルポンプとも言えますが、BMW的には「バキュームポンプ」になるそうです。
よく見てみるとポンプの周りにOリングがありますが、ここのリングに亀裂が入っておりそこからオイル漏れが発生したような感じです。年式的には平成23年式の車なのでオイル漏れなどはあっても仕方ないかとは思いますが、まさかポンプから漏れてくるとは思いませんよね。ところが色々調べてみるとこの手のオイル漏れはよくあるそうです。
新品のバキュームポンプを組んでいきます。オイル管理はしっかりされているユーザー様ではありますが、経年と振動でオイルパンから漏れてくるということはあっても、まさかポンプから漏れてくとは思いませんでした。
BMW X1 オイルバキュームポンプ交換
部品代:98010円(タペットカバーパッキンも含む)
工賃:84150円