アルファロメオ インテークホース修理
車のエンジンルームは常に熱にさらされてます。
さらに、気温が低い日などになればエンジンルーム内も冷え込んでしまうなど、
エンジンルームの中って結構過酷な温度変化に対応するためのパーツ類が多く入ってます。
今回は経年劣化によって割れてしまったインテークホースの修理をご紹介します。
車はアルファロメオ156。
この車は登場して10年以上が経過した車両で、
空気を取り込む部分のジャバラになったホースが劣化によって割れてしまい、エンジン不調をきたした状態です。
エンジンが振動も少なく良い動きをするためには、
「良い燃料」「良い空気」「良い爆発」が必要で、
この3つのバランスがしっかりとれてないといけないんですが、
ジャバラが割れてしまっている関係で空気が過剰に入ってしまう状況になってしまい、
良い爆発ができてない状態です。
しかし、こちらの車は取り回しを変えていることと、
さらに部品としての供給がないという事態で交換という手段ができない状態です。
ビニールテープぐるぐる巻きということをしてしまうと、
負圧が高い部分になるため、
ビニールテープを吸い込んでしまうと最悪エンジン破壊してしまう危険性もあります。
そこで大径収縮チューブを使用します。
一般家庭ではなかなか使用しないものだと思いますが、
配線を束ねて収縮チューブをかぶせてから、
ドライヤーなどの温風であたためると、
チューブが縮んでいきまとめる・・・というものがあるんですが、
それの大径版なるものがあったため、この手を使いました。
割れている部分とその周辺分を切り取って、
ちょっと業務用ヒートガン(ドライヤー超高熱版)で温めていくと
キュ~っと縮まっていきます。
さらに縮むことで硬くなっていくのでガッチリと固定されます。
念のため今回は二重で施工しました。
中の空気の負圧が高いため誤って切れたところから吸い込まないようにするためです。
部品がなく困ったときでも、こういった方法もあります。
部品供給がなくて困ったなどございましたら、ぜひご相談ください。
岩倉セルフステーション岩倉市大市場町郷廻331
TEL 0587-66-8522
http://mitsuyu.co.jp/station/station-iwakura