【一般整備】アルファロメオ ツインスパークエンジン アイドリング回転落ち症状 ISCV交換
UPDATE: 2022.12.27
アルファロメオ

アルファロメオ ツインスパークエンジン アイドリング回転落ち症状 ISCV交換

アルファロメオのツインスパークエンジン(以下:TSエンジン)は、

吹け上がりのレスポンスが早くて、ついつい回したくなっちゃう官能性の高いエンジン。

最近のクルマでは味わえない同じ4気筒でもちょっと違うエンジンですね。

そんな魅力的なTSエンジンですが、

アイドリングになるときに回転落ちしすぎてエンストしてしまうという症状が出てしまいました。

特に走行から停止の際の停止直前のクラッチを切ったときに

アイドリング回転数以下に落ちてしまい、

そのままエンストしてしまうといった感じです。

今の時代のように電子制御スロットルではなくワイヤーで

スロットルバルブをコントロールしているので、

アイドリング回転数を維持する為の部品として

アイドル・スピード・コントロール・バルブ(通称ISCV)が付いてます。

そんなISCVが不具合を起こしているわけです。

最初はスロットルボディの清掃からノズルを回しこんでISCVまで清掃で

と考えてましたが、スロットルボディを触ると違和感が。。。

やや大変ではありますがスロットルボディを外してみる事に。

4か所のHEXボルトを外せば良いのですがこれがなかなかのクセモノでした。

外したスロットルボディです。

この脇についている黒い樹脂製カバーでできたものがISCVですが、

本来基盤やモーターが露出しないようカバーがされているんですが

見事になくなってます。

ここから異物が入ってダメになるのか基盤そのものが

ダメになるのか原因は不明ですが、

ここが壊れたという車のISCVを見ると

ほとんどがカバーがなくなってるようです。

しかもこのISCV、結構多くの車両に使われているのにも関わらず、

製造元のBOSCHではすでに製造廃止になっているパーツで

中古パーツとして見つけるにも非常に苦労しました(7~8ヶ月かけてやっと発見!)。

さらに部品としても廃止になっているため

かかなりの高額で送料含め6万円ほどかかりました。

一部ECUリセットや微調整は当店でお付き合いさせて頂いている

ネオクラシックスペシャリストのところでお世話になりましたが、

こういったネオクラシックカーなどの廃盤製品の捜索なども

連携しながらできるので、ぜひご相談いただけたらと思います。

岩倉セルフステーション
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