ブレーキフルードは、車のブレーキシステムに使用される液体で、ブレーキペダルを踏んだ際に発生する力をブレーキキャリパーやドラムに伝える役割を果たします。
ブレーキフルードは、ブレーキシステムの効率的な動作を確保するために非常に重要です。
### 主な特徴
1. 圧力伝達: ブレーキフルードは、ブレーキペダルを踏むことで発生する圧力をブレーキキャリパーやドラムに伝え、ブレーキパッドやシューをディスクやドラムに押し付けることで車両を減速または停止させます。
2. 沸点: ブレーキフルードには、沸点が高いことが求められます。
ブレーキを頻繁に使用すると、フルードが加熱されるため、沸点が低いと気泡が発生し、ブレーキの効きが悪くなる「ブレーキフェード」が起こる可能性があります。
3. 種類: ブレーキフルードには、主に「DOT3」「DOT4」「DOT5」などの規格があります。
これらは、異なる特性や沸点を持っており、車両の仕様に応じて適切なものを選ぶ必要があります。
DOT5はシリコンベースであり、他のフルードとは混合できません。
4. 吸湿性: 一部のブレーキフルードは吸湿性があり、時間とともに水分を吸収します。
水分が混入すると沸点が下がり、ブレーキ性能が低下するため、定期的な交換が必要です。
5. 交換時期: ブレーキフルードは、一般的に2年ごとや、走行距離に応じて交換することが推奨されています。
劣化したフルードは、ブレーキ性能に悪影響を及ぼすため、定期的な点検が重要です。
ブレーキフルードは、安全な運転に欠かせない重要な要素ですので、定期的な点検と交換を行うことが大切です
1か月前に走行中ブレーキペダルが固くて踏み込めなくなり、
緊急で他社様にてブレーキフルード抜替の対応後良好となり走行していた。
が全く同じ症状にまた陥ったと当店へ入庫され点検するとブレーキフルードの量がかなり少ない。
エンジンルーム内、足回り等を目視点検しましたが漏れは発見できず。
とは言え危険なので正式に分解点検を実施するとブレーキブースター(倍力装置)内にフルードが溜まっていました。
本来、気体しか入らないブースターにフルードという液体が流れ込んでいる。
という事はブレーキのマスターシリンダーからの油が流れ込みペダルが踏み込めなくなっている。
外したマスターシリンダーを単体点検すると外に漏れた痕跡が確認出来ました。
つまりマスターシリンダーのピストン部から漏れてブレーキブースター内に溜まり込んでしまい
ブレーキの正常作動が出来なくなったと考えられる。
よって各パーツを交換してブレーキフルード交換も実施したら良好となりました。
修理代は107,250円でした。
皆様からのご相談をお待ちしております。
岩倉カーライフステーション
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