【一般整備】インプレッサスポーツ EJ20スパークプラグ交換
UPDATE: 2024.05.06
インプレッサスポーツ EJ20

インプレッサスポーツ EJ20スパークプラグ交換

突然エンジンのかかりが悪くなり、なおかつエンジンがすごく不安定になるという連絡があり、

入庫してきたのはインプレッサスポーツの中でもスポーツグレードのS-GTというグレード。

エンジンの回り方に違和感があり、特にアイドリング時のノッキング症状が多い。

コンピュータを当ててもエラーコードを拾うということもなく、

吸気系も車検時にエアーエレメント交換をしていて二次エアを吸ってる雰囲気もなし。

電子的なものではなく、物理的なものではないかということで、

スパークプラグ交換を実施することになりました。

スバルのS-GTグレードは、水平対向4気筒のエンジン。

ということはスパークプラグの位置も真横に付くわけで、

まずは火花を飛ばすための昇圧機であるイグニッションコイルを外すのですが、

どうやって長いイグニッションコイルを外すか、

これは整備要領書を確認して抜き方を確認しないといけません。

青い部分が車体のフレーム。

まっすぐに抜くことがそもそもできない構造になってます。

当然ですが知恵の輪的な抜き方。整備要領書の文面をよく読んで抜くことになります。

抜けました。イグニッションコイルを真っすぐ抜いたら、

車体進行方向側へイグニッションコイルをゆっくり抜くという感じ。

若干ですがフレームが前方方向に広くなってるので、そこへ逃がすという感覚です。

特にこれは後方側のイグニッションコイルを抜くのに苦労をしました。

(整備要領書を見ても文面理解するのに時間かかりました。)

抜いたスパークプラグです。4本のうち一番汚れが付着していたものを出してますが、

燃え方としてはいたってキレイな燃え方をしているほう。

ただチョイ乗りが多いということで火花を受ける側にカーボンがかなり付着しています。

特に中心電極が細いイリジウム系プラグの場合、

ピンポイントでもカーボンが付着していくと着火性能は落ちます。

新品との比較です。ホント見た感じは付着としては、

そこまでひどくないように見えますが、中心電極がピンポイントなので、

その直下にカーボンが付着すると着火性悪化を起こしてしまいます。

ここ10~13年くらい前の車のほとんどはイリジウムやプラチナなどの中心電極の細い高耐久性プラグを使用し、

車両メーカーも10年又は10万キロ無交換というのが主流。

なので消耗品のなかでも「耐久消耗品」の部類に入りつつあるのですが、

使用条件によってはそれよりも早く着火不良を起こしてしまうこともあります。

着火性の悪化は燃費の悪化やパワーロスにもなるので、

長く交換されてないのであれば悪化する前に交換することをオススメします。

岩倉セルフステーション
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