今回はタイヤの豆知識と注意点についてご紹介いたします。
タイヤの無料点検から10年前のタイヤ交換をご依頼いただきました。
知らない方も多くいらっしゃいますので豆知識
タイヤの横にメーカーロゴやタイヤサイズが記載されていますがタイヤの製造時期も記載があります。
こちらのタイヤですとYYY2308と打刻されています。
この4桁の数字が製造時期になります。後ろの08が製造年、
前の23が週目となります。
ですので2008年5月終わりか6月頭に製造されたとわかりますね。
こちらのタイヤ約10年で走行距離は2万KM月間走行距離170KMほど。
ほとんど乗られていないお客様です。
しかしタイヤは使用推奨年、走行距離があります。
保管状態、走行の仕方などでもかわってきますが、3年、3万キロとなっています。
10年経つとどうでしょう??
タイヤの溝はまだ多少あるもののヒビ割れがひどくなっています。
ヒビ割れは危ないの?とお客様からよく質問されますが、
タイヤは内部にワイヤーが入っており強度を保っています。
ヒビ割れから雨などの水分は侵入しワイヤーをサビさせてしまいます。
サビが酷くなるとワイヤーの強度が非常に弱くなりバースト(タイヤの破裂)につながる事があります。
もちろんタイヤの接地面だけでなくこちらのように
サイド部分にも亀裂がはいります。
空気が入っている状態ではそこまで酷くないように感じますが実際はどれくらいの亀裂になっているかというと
ここまで進行しています。
このサイド部は5㎜ほどの厚みしかなく内部にはカーカスと呼ばれるゴムで皮膜したコード層の部分がありそこまで達した亀裂は非常に危険となりますので交換が必要になります。
皆様も輪ゴムを放置してカリカリカチカチになったり古いゴムが簡単に切れたりそんな経験はありませんか?
タイヤは基本ゴムなので経年劣化の消耗品です。
適正な空気圧はひび割れ防止にもなります。
満油商事では全店タイヤのエアチェック、タイヤの診断アドバイスも無料で行っています。
お気軽にお声掛けください。