盛和塾〈名古屋〉自主例会 体験発表 2009年3月13日

段ボールケースの加工会社

工場の従業員が機械に挟まれる、1時間を要して病院に運ばれる、
片手切断、今晩がヤマ場と言われた26歳、
両親と奥さんと生まれたばかりの子供、
ひたすら土下座をするしかなかった
労働基準局からの査察、仕事場にはきちんと、清掃時は電源を落とす等の張り紙があり、会社には落ち度がなかったとの結果だったが、
再発の防止をすすめる
訴訟になることも考えていた。
本人はこの体で現場では働けなくなるので退社するとのこと
父親は同じ職場では働けないので、どうしてくれるといわれ続けた
やめさせることは考えていなかったのでリハビリ中にパソコンを覚えさせる
会社は事務系で片手でできるようバーコードの対応等をする
今では、受発注業務等もしている
奥さんからは感謝の言葉が、父親からは自分の勤めている会社と取引の話があり現在取引が始まる

お米の卸会社

事故米を知らずに4年前に買って販売してしまったことが発覚
すぐに農水省に連絡、調査の結果は、事故米ではあるが、水にぬれただけで問題が無いと判明
自ら調査の依頼は初めてとのこと、またこれは公表する必要は無いとの結論をもらう
その夜、保健所から資料提出の依頼、翌朝提出してくれとのことで提出した
それが、公表される、内容もカビが生えていたと間違った内容だった
TV局の取材、最初にお詫びをして、当社の米には全く問題がなかったと説明するが、
報道されたのは冒頭の謝罪の場面だけで、その後にカビや農薬の事故米のニュースをつなげて報道されてしまう

教訓
今回は4年前の話で緊急性はなかったので取材に社長が出てはいけなかった
後日書面で伝えるべきだった
ホームページは謝罪文をのせ、他の部分は見られないようにする
納入先の名前がHPから流れ迷惑をかけることになってしまった

2次会で、さだまさしの「償い」を聴く YouTube等で見てみてください
交通事故で死亡事故を起こしてしまった人の話です

満油商事株式会社
当社の従業員が創業間もないときに車で死亡事故を起こしてしまいました
被害者の家族に対して申し訳ない思いで、できる限りのことをしたと聞きました
その後、その家族から、加害者を重罪に問わないようにとの嘆願書が出されました
このことで創業者は、免許証を返納し車の運転をやめてしまいました

会社の危機を乗り越えて話をしてくださいました
危機対策は重要で日頃から対応を考えておくこと
本当は事故が起こらないようにすることが一番大切です
皆さん「有意注意」(意志を持って注意をすること)で行動しましょう

本社
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